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社会記事 ガソリン高騰が続くが石油会社は最高益を更新

◇ガソリンの高騰が全国的に続いている。続いてると書くよりは、高値で安定していると書いたほうが正しいのかも知れない。レギュラーガソリン140円超えはあたりまえで、一部の県では150円を超えているところもある。少しでも安いガソリンを入手しようと車を走らせて、少し離れた場所にある安いガソリンスタンドにわざわざ入れに行く人もいたりする。

そんな中、各石油会社が過去最高益の業績発表をした。発表したのは、輸入大手のアラビア石油と富士石油の共同持ち株会社「AOCホールディングス」。それに国内最大手のガソリンスタンドENEOSを運営する「新日本石油」。さらには、同じく国内大手の「昭和シェル石油」が発表した06年6月の中間連結決算は、原油高の影響で売上高が前年同期比35.7%増の1兆4381億円。いずれも中間決算、売上高、経常利益とも過去最高である。他の石油会社も業績絶好調で、まさにバブル経済がやってきたかのような経営状態だ。これでは「国民が安いガソリンスタンドを探して四苦八苦していることなどおかまいなし」と言われても仕方ないのではないだろうか?

日本のガソリン価格は世界で比較してもかなり高い部類に属する。ガソリン税が高いから仕方がない、これが石油会社が言うガソリンが高い理由である。さらに原油の値段が上昇しているから値段があがってあたり前というのは、ある石油会社のIR担当者。しかし、これだけがガソリンが高い本当の理由ではない。本当の理由ならば、石油会社は売上高で過去最高額はあげれるが、過去最高の経常利益はあげられない。過去最高の経常利益があげられるということは、何らかの形で末端の消費価格に上乗せさせられてると考えるのが普通ではないだろうか?昔からガソリンの末端価格にはさまざまなトリックがあるといわれている。価格高騰で国民ひとりひとりが値段の高さを石油会社に押し付けられているといっても過言ではないだろう。

 

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2006年9月05日 アドネット編集部 池野晴樹 

 

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