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社会記事 夕張市長選挙が熱い!羽柴秀吉氏が本気モード

◇夕張市長選挙が熱い。今年3月に財政再建団体入りした北海道夕張市では、7人の新人候補が激しい市長選を展開している。候補者の中で夕張市に住んでいたのは元市議の2人だけで、残る5人は何れも夕張市外に住んでいる候補者ばかり。元市議候補の2人は「地元のことは地元の者でなければわからない」とばかり地場との結びつきを強調して選挙戦を戦っている。しかし、夕張市の財政破綻を市議として見過ごしてきたとして市民の反応は今ひとつといったところ。

そんな中で注目されるのが、「選挙の常連」の羽柴秀吉氏(本名・三上誠三氏)。これまで羽柴氏といえば、衆議院選挙に立候補したり、東京都知事選挙に立候補したりと、名前だけは全国区だが、結果は何れも落選。
しかし、今回の夕張市長選挙は、羽柴氏の入れ込み具合はこれまでと違う。また、有権者の反応もこれまでと違い当選する可能性を秘めていると言っても過言ではないだろう。羽柴氏の陣営には、8年前の市長選で観光事業の見直しを訴えながら、中田鉄治元市長に僅差で敗れた元夕張市議の小林吉宏氏を味方につけている。小林氏と言えば、中田元市長の観光事業推進に待ったをかけた人物である。中田元市長の観光事業推進が、今日の財政破綻した夕張市の代名詞になっているだけに、この応援はかなり強力だと言えよう。

羽柴氏は選挙戦で、「大企業を誘致して所得拡大、人口増加を図ります」と主張し、市長に当選したら、自身の資産100億円を夕張市のために投入することを宣言。財政破綻で閉鎖されている高齢者が楽しみにしていた温泉やパークゴルフ場も運用を再開することを宣言するなど、独自の再生プランを次々とアピールしている。宣言している100億円投入宣言について羽柴氏は、医療と福祉、そして子供達の教育を守るために、使うことを明言している。この100億円が、市長に当選し、現実に投入されるのであれば、夕張市が閉鎖してきた老朽化した各施設の修繕が可能となり運営再開も現実味を帯びてくる。夕張市は財政再建団体入り後、各種市民サービスや、人口の大半を占める高齢者の人たちの余暇、市民医療や交通は崩壊状態であり、羽柴氏の「支持されるべく政策」に期待が大きい。

羽柴氏は、自身の経営哲学があれば、2、3年で市の運営を軌道に乗せることができるだろう」と話している。羽柴氏はこれまで、倒産を二度経験したものの、今や青森県に本社をかまえる企業「羽柴環境企業グループ」の代表取締役社長として、観光業、土木業、建設業を営んでいる。これまで落選の常連だった候補が、本命候補に化けつつある夕張市長選挙の投票日は4月22日。結果は遅くても未明までにはわかるという。『だれも有効投票総数の25%を獲得できず、再選挙となる事態』だけは避けて欲しいところだ。


◇夕張市長選挙◇(届け出順)
千代川則男59 [元]市議 無新
鴨川 忠弘68 社福法人顧問 無新
羽柴 秀吉57 会社役員 無新
作出 龍一33 [元]作業員 無新
藤倉  肇66 [元]会社社長 無新
森谷  猛72 [元]市議 共新
若林 丈人62 [元]千葉県市議 無新


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2007年4月16日 アドネットニュース編集部