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社会記事  ヤマト運輸社員ら26人がオークション詐欺で共謀

◇インターネットのオークションサイト等を利用して、偽ブランド品を大量に販売したとして、大阪・兵庫・奈良の3府県警合同捜査本部は1月29日までに、商標法違反の疑いで、ヤマト運輸社員で元芦屋エリア支店長の菅拓郎容疑者(42)、大阪府吹田市の会社役員、春田建員容疑者(49)ら26人を一斉逮捕した。
合同捜査本部の調べによると菅容疑者は春田容疑者らと共謀し、2003年秋ごろからヤフーオークション等に有名ブランド(シャネル・ルイヴィトン・コーチ等)の偽物商品(財布・バッグ・ポーチ等)を本物と偽って大量出品し、その売上と配送費用等で荒稼ぎしていた疑い。オークションで落札された偽物商品は、ヤマト運輸の「代金引換宅配便」が用いられ、オークション落札者宅に配送されていた。

春田容疑者らのグループが販売していた偽物ブランド商品の大半は中国製。中国で大量買付けをし、何らかの方法で日本国内に持ち込み、オークションで複数のIDを使い分けながら販売をしていたという。一方、菅容疑者は、グループのリーダーで指名手配されている矢部結城容疑者(32)に頼まれ偽物商品と知りながら偽ブランド品の宅配を引き受け、約2年間でおよそ1億円の宅配料を売り上げていた。合同捜査本部は、菅容疑者が配送実績を上げようと、違法な販売に関わったとみて厳しく追及している。

この事件について、ヤマトホールディングス(代表取締役社長 瀬戸 薫)は「1月27日、ヤマト運輸社員1名が商標法違反容疑において逮捕されました。知的財産権の侵害という反社会的な行為に対し、昨年より捜査協力していた中で弊社グループ社員が関係していたことは、誠に遺憾であります。 本件につきまして、多数の皆さまにご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。 今後は、契約時の調査を厳重に行うとともに、社内統制の徹底による再発防止に努め、全社一丸となって信頼回復に努めてまいる所存です。」とコメントを発表している。



ヤマトホールディングス公式ホームページ
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2007年1月29日 アドネットニュース編集部