社会記事 NHK紅白歌合戦「生放送中に51人のヌード」

◇NHK紅白歌合戦が揺れた。生放送の紅白歌合戦は、師走大晦日のお茶の間で子供から大人まで幅広い年齢層のたくさんの人達が見ている。ここ数年来は視聴率の低迷から幾度も試行錯誤の「番組改革」が行われてきた。今年もDJ-OZMAが登場するまでは、のんびりとした紅白独特の雰囲気で時間が流れていた。
しかし、DJ-OZMAの出番がはじまるとのんびりとした雰囲気は一転し、お茶の間は大騒動。お茶の間以上に目を疑ったのは、客席も同じこと。経緯としては、「アゲ♂アゲ♂EVERY騎士」の間奏で円筒の布に隠れた後、瞬間移動したOZMAはブリーフ1枚の半裸状態で宙を舞った。宙舞は見事に成功。それよりも視聴者や客席が驚いたのはバックダンサーの姿だった。男女51人のダンサーが下腹部をキノコ1本だけで隠す演出だった。上半身はヌード状態。誰の目にも女性の裸体がステージで踊っているようにしか見えない。

総合司会の三宅アナウンサーは、「実はダンサーはボディースーツを着用していて裸ではありません。誤解を招いて申し訳ありません」と謝罪した。
左記の画像を見る限り、確かに女性ダンサーは精巧なボディースーツを着用しているのがわかる。しかし生放送を見ていた視聴者や現場客席で見ていた人には「ボディースーツが精巧すぎて本当のヌード」に見えた人がほとんど。NHKには、「視聴者に誤解を招く以上の問題でやりすぎだ」「子供の見ている時間にふさわしくない」「なぜ、このような暴挙を認めたのか?」などの苦情が、番組終了までに200件以上寄せられた。


偽物ヌードとはいえ、同局史上初めてヌードを放送の事態に、NHKは「演出の一部として認めた」と説明。しかし、番組終了後にはコメントを一転。「裸と見間違えかねない姿になることは演出側は知りませんでした。最終のカメラチェックとは衣装が違う。今回の紅白のテーマにふさわしくないと考えてます」と、見解を改めた。つまり、制作現場が今回の演出を全く把握していなかったのである。生放送にはトラブルはつきもの。トラブルがつきものだからこそ、演出は事前に確認したり打ち合わせをしたりする。NHKはDJ-OZMAの演出を非難する以前に、今回の演出を把握しきれてなかった点をまずは反省するべきだ。


日本放送協会(NHK)ホームページ
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2007年1月1日 アドネット編集部