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社会記事 岡崎ホームレス殺人事件「容疑者全員逮捕」

◇愛知県岡崎市の河川敷で生活していたホームレス花岡美代子さん(当時69歳)が殺害されるなどした一連のホームレス連続襲撃事件で、愛知県警捜査本部は21日までに13歳と14歳(犯行当時は13歳)の中学生少年を補導し、彼らの犯行を主導していた住所不定無職の木村邦寛容疑者(28)を窃盗の容疑で逮捕した。

木村邦寛容疑者は中学生補導が明らかになった17日夜、父親に付き添われて岡崎署を訪れていたが、出頭直前に逃走。同署によると、男は17日午後9時ごろ、県内在住の父親に諭され、一緒に車で署を訪れた。同署内駐車場で、木村容疑者は父親に「最後にたばこを1本だけ吸わせてくれ」と言い車外に出ると、たばこを吸うしぐさをしたものの突然逃走。父親が追いかけるもその場から姿を消した。愛知県警岡崎署は緊急配備をひき木村容疑者の行方を追っていたところ21日になり容疑者を逮捕。父親の自首への諌めを無駄にした木村容疑者は往生際が悪かったという。
このホームレス殺害事件では、木村容疑者の他、いずれも中学2年の少年3人が関与したとされている。3人の中学生の親は子供が殺害事件を起こした件についていずれも知らない、分からない等と説明責任を放棄。木村容疑者との関係は認めているものの「事件に対しての謝罪」「保護者責任についての説明」は未だ聞かれていない。特に少年容疑者Sの親について言えば、まるで別の家庭の子供が起こした事件のように話をしており、被害者の視点、事件の重大性を全く認識していない。

木村容疑者や少年が逮捕されたことによって事件の全貌は明らかになった。木村容疑者の指示により、少年が実行犯となり今回の殺害事件や数々のホームレス襲撃事件を起こしていた。今回の事件は容疑者全員逮捕により一段落つくわけだが、今後、少年法のあり方が再度問われなければならない事件の事例のひとつでもある。



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2006年12月22日 アドネットニュース編集部 山本健一記者