◇中部学院大学と同短期大学部(岐阜県関市)は、大学構内や周辺での喫煙行為を全て禁止とし、来年度の入学者全員に「禁煙誓約書」を提出させることを決めた。大学の敷地内や隣接する駐車場に加え、付近の幼稚園や養護学校などに配慮し、周辺100メートルの範囲も禁煙対象地区に指定し学生の禁煙を徹底させる。 中部学院大学は、キリスト教を教育の基盤とする大学で、人間福祉学部が設置され社会福祉や幼児教育に力を入れている。学生の主な就職先である福祉施設や幼稚園などは、喫煙者の採用を見送るケースがあり、今年4月から大学構内を完全禁煙にした。たばこの自動販売機もなくし、教職員も全員禁煙。 中部学院大学の所在地は岐阜県関市の新興住宅地にある。大学の付近の道路等が禁煙対象地区に指定されるわけだが、学生の禁煙は理解できるが一般住民は禁煙対象地区に指定されることをどう思うのであろうか。喫煙家にとって煙草を吸える場所がどんどん狭くなる現代社会。ついに家の周りも禁煙指定されるのであろうか。喫煙者の「自由な空間」はどんどん狭くなることは確実である。 |
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2006年11月22日 アドネットニュース編集部
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