◇東京都町田市の玉川大学は、今春行われる「大学一般入試試験」で、神奈川県の朝鮮中高級学校3年の男子生徒(18)に対して「朝鮮学校の生徒には受験資格がない」と通告し、受験拒否していたことが16日、分かった。在日本朝鮮人人権協会によると、現在、国立の大学では朝鮮学校の生徒に門戸を閉ざしている大学はないとして、玉川大学に対して抗議する姿勢を示している。
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今回、玉川大学は「各大学が個別に入学資格及び入学基準を判断する」文部科学省の施行規則を尊重した上で、朝鮮中高級学校3年生の大学受験を認めなかった。これは大学の判断にしたがうのが社会の筋でありルールであり、受験を認めなかったことを朝鮮人学校が非難すべき問題ではない。どうしても玉川大学に入学したいのならば「高等学校卒業程度認定試験(旧・大検)」で受験資格を得ればよいわけである。朝鮮中高級学校の教育内容は、現実的なところほとんどオープンになっていない。実際、何をどのような形で授業として教えているのか不可解な部分が多く、日本の高校教育に準じた教育内容はあまりないとの声が一般的である。日本に在日として住み、在日として日本の大学を全ての中から選びたいのであれば、帰化するなり、日本の定時制高等学校へのダブルスクールに通うなり、「高等学校卒業程度認定試験」対策の勉強をして受験資格を得ればいいだけの話である。
2007年1月17日 アドネットニュース編集部 田辺和実記者
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