◇ライブドアの株主総会も終わり、旧堀江体制の経営陣は全員が退任した。平松社長の新体制の元でどのような会社体制になるのかが見ものだが、それとは別に気になるのは、ライブドアを去った取締役2名の今後である。
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山崎氏のカラーが前面にでた会社だと言える。これまで山崎氏が在籍してきたアスキーやソニーコミュニケーションズ、ライブドアでの経験が生かされることになるであろう。経営者としてよりも技術者としての色合いが強い山崎氏を支えるのが、経営者として実績がある羽田氏。旧三和銀行出身で、ライブドア証券社長やライブドアオート(現カーチス)社長を務め企業再生をことごとく実行、達成してきた。この人物が新会社を支えることは非常に心強い。金融機関に顔が効くこともあるが、何よりも人望が強いことが心強さに輪をかける。羽田氏がライブドアオートの社長を事件後に解任された時、オート社の社員から「社を見捨てないでくれ、どんな形でもいいから社に残ってくれ」「羽田さんの改革があったからこそ会社が復活している」など、経営陣のみならず末端社員までもが羽田氏残留を求めたからすごい。オート社も役員改選時に、非常勤の取締役として、解任した羽田氏を再任するなど羽田氏の実力は旧ライブドア経営陣の中でも群を抜いた支持があったのである。
・ゼロスタートコミュニケーションズ(公式サイト)
2006年8月1日 アドネット編集部
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