経済記事 ソフトバンク新プラン発表「携帯月額980円のホワイトプラン」

◇ソフトバンクモバイルは、1月16日より月額基本料金980円で1時〜21時まではソフトバンク携帯同士の通話料が無料になる新プランの販売を開始する。上記以外の時間帯の通話料は一律21円/30秒(税込)で「携帯電話をかける側ではなく、かけられる側」にとって非常にシンプルでリーズナブルな料金体系になっている。さらに、このプランは、第三世代(3G)のソフトバンク携帯同士であれば、メール通信料も無料で費用はかからない。子供や老人に「待ち受け通話専用」でもたせる意味では非常に割安で、AUやドコモの一番安い料金プランよりもかなり携帯料金が安くなる。ソフトバンクモバイルが前年に発売した「ゴールドプラン」はいわゆる「但し書き」が多く、料金プランがわかりにくかったのに対し「ホワイトプラン」は「但し書き」がほとんどなく、誰の目から見てもわかりやすい。わかりやすさと割安感を前面に押し出したプランだといえる。

ソフトバンクモバイル以前の旧ジェイフォン時代に、今回と同様の割安プラン「イーパック(月額1480円)」があったが、今回のプランはそれさえも上回る割安ぶり。「待ち受け通話専用」の携帯を持つ人にとっては嬉しい限りだ。また、ソフトバンク同士の通話に限られるが、昼間から夜にかけての通話に料金が全くかからないのは日本がこれから迎える社会事情に非常に適している。小学生、中学生の子供を持つ親にとっては、学校下校時間帯に無料で通話ができ子供の安全確認や家庭内連絡に費用がかからなくなる。また、高齢化社会で増える老人世帯との連絡も、このプランを使えば通話費用が全くかからずに電話が可能だ。老人孤独死が激増する社会において、月額1000円未満で連絡がとりあえるのであれば緊急時の連絡のみならず、祖父や祖母が子や孫と通話料を気にすることなく会話することができる。

ソフトバンクモバイルは、このプランが広く普及したとしても、月額基本料金が安いためすぐに利益としては結びつかない。しかし、分母を増やす意味では非常に効果的なプランだ。料金体系が他社と比較して圧倒的に安い「ホワイトプラン」で加入者数が一気に増える可能性はある。ゴールドプラン発売後も、加入者数で他社との差を大きく縮めることができていない現状を「ホワイトプラン」で、一気に打開できる可能性を秘めている新プランとして評価できよう。


ソフトバンクモバイル(公式ホームページ)
ソフトバンクモバイル新料金プラン「ホワイトプラン」の公示
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2007年1月6日 アドネットニュース編集部